【ゴリ感・シャリ感・逆回転対策】ベイトリールにありがちな3つの不調の原因と対策方法
2018年02月19日
こんにちは!
釣具いちばん館です。
ベイトリールの不調の原因の90%は、実は故障ではなくメンテナンス不良によるものがほとんど、ということをご存知でしょうか。
釣具いちばん館にメンテナンスに持ってこられる案件を見ても、メンテナンスを軽くかけるだけで復活する場合が非常に多く、ちょっと手を入れてあげる重要性を実感しています。
しかも!
その不調を招く内部状況は、ほぼ3つのパターンに当てはまります。
そこで、本日はベイトリールにありがちな不調を招く内部状況3つと、その不調が起きてしまった場合の対処法をご紹介いたします。
- ケース①「オイル切れ」の場合・・・定期的に自己メンテナンスせよ!
- ケース②「乳化」の場合・・・リール内部を乾かしオイルを差さない!
- ケース③「異物混入」の場合・・・業者に見てもらうべし!
- まとめ
ケース①「オイル切れ」の場合・・・定期的に自己メンテナンスせよ!
一番多いのがこの「オイル切れのパターンです。
ハンドルノブがクルクルと異常に回転したり、巻きが軽いのにゴリ感がある場合、この状況が考えられます。
オイルやグリースが蒸発・飛散することでギヤやベアリングにオイルやグリースが無い状況になりますので、そのまま使用し続けると、故障してギヤやベアリングの交換になる場合があります。
また、ハンドルが逆回転する場合もこれが原因の場合が多く、ワンウェイクラッチ(IARとも言う)がオイル切れを起こすと、この状況が出ます。
対策方法は「定期メンテナンス」
対策方法は、使用する何回かに1回は自己メンテナンスを行うこと。
また、定期的に業者にメンテナンスに出すこともお勧めします。
ちなみに、ワンウェイクラッチに普通のリールオイルを入れると、直後は良くなりますが、時間が経つと揮発したり逆回転したりします。
オイル選択も重要となってきます。
ケース②「乳化」の場合・・・リール内部を乾かしオイルを差さない!
このパターンも結構あります。
リール内部にオイルを注入したり、落水や豪雨の中で釣行するとなる場合があります。
「乳化」が起こってしまうと、巻きがやや重く、シャリ感やゴリ感が出ますし、故障する直前で、そのまま使用するとギヤやベアリングの交換になることも。
対策方法は「リール内部にオイルを差さない」
対策は、リール内部にオイルを差さない&雨の日の釣行の場合は帰ってきたらよくリールを乾かす、などです。
落水の場合は、至急業者にメンテナンスに出すことをお勧めします。
ケース③「異物混入」の場合・・・業者に見てもらうべし!
「異物混入」は、古いリールによくみられる現象で、リール内部にアオコや泥などの異物がたまっています。
激しいゴリ感や、リールが動かない(クラッチ不良など)等の状況が発生しています。
こちらに関しては対策方法は無く、定期的に業者にメンテナンスで洗浄してもらうほかありません。
まとめ
簡単メンテナンスを行えば、オイル切れと乳化はかなりの確率で防げる上、巻きが快適になり、飛距離も伸び良いことだらけです。
ぜひ定期的にメンテナンスして、自分の愛用のリールを長く使ってあげてください。
また、埼玉県の方でベイトリールのメンテナンスが分からない、という場合は、ぜひ釣具いちばん館にお任せください。
ベイトリールのオーバーホール等は有料ですが日常のかんたんメンテナンスは無料で、現在のところ1週間以内にお返ししております。
また、普段の簡単リールメンテナンス講座は無料で開催中ですよ!
リールの不調がありましたら是非ご相談ください。
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これからもよろしくお願いいたします。