マグシールド搭載リールのメンテナンス時の注意点
2018年02月03日
こんにちは!
釣具いちばん館です。
先日ツイッターでお客様に
- リール逆回転の謎
- マグシールド搭載リールのメンテナンス
どちらが興味ありますか?とアンケートで聞いたところ、「マグシールド搭載リールのメンテナンス」とのことでしたので、簡単に説明させていただきます。
メンテナンスに関しては個人の責任で実施してください。
当方では一切責任を負いません。
ご理解ご了承お願いいたします。
- マグシールドについて
- リールメンテナンス方法
- まとめ
マグシールドについて
「マグシールド」は、ダイワのリールに搭載されている防水システムの名称です。
仕組み的には、どうしても隙間が空いて水が入りやすい可動部をオイルで埋めています。
オイルが磁性を帯びていてオイル同士が一体化することで隙間を埋めつつ、スムーズに稼働することが可能です。
自分のリールのどの部分にマグシールドが入っているかはご自身で確認お願いします。
マグシールドは磁性オイルが肝なので、別のオイルを指すと機能が損なわれ故障します。
絶対に注油禁止です。
また水没させるとオイルが乳化し機能を失うので速やかにメーカー修理をしてください。
リールメンテナンス方法
手順①:釣行後、硬く絞った雑巾などで軽くふいてください。
汚れがひどい場合は水洗いを行います。
水洗いの方法はダイワのHPに出ているので参考にしてください。
手順②:乾燥させた後必要カ所に注油します。
手順③:ラインローラー、軸受けベアリングなどマグシールド部分への注油は厳禁です。
手順④:ベール周り(現状マグシールドは無いはずですがご確認ください。)
写真の様に、ベールの付根とローターとの隙間に両側共注油してください。
※推奨オイル ダイワ リールガードグリス
市販の防塵潤滑剤のご使用は結果的にボールベアリング等の耐久性を損なう恐れがありますのでおやめください。
ダイワHPより引用
手順⑤:ハンドルノブ(現状マグシールドは無いはずですがご確認ください。)
ハンドルとノブの間に1滴オイルを注油してください。
手順⑥:メインシャフト(IOSファクトリーさんHPを参考にさせて頂きました)
マグシールド本体はワンウェイローラークラッチとカラーの周辺のシールド機構ですので、ピニオンギアとシャフトの間にオイルを塗布しても問題ありませんが必要以上に塗布すると過剰なオイルがマグシールド部に付着して流れることがあります
シャフトの汚れを除去したのち直接塗布するか防塵カバーを外してローターナットベアリングとシャフトの隙間にIOS-01を塗布します
この方法はマグシールドが搭載されてないリールにも大変有効です
IOSファクトリーさんHP日頃のメンテナンスより引用
まとめ
当店での簡単メンテナンスやオーバーホールにも使用していますが、IOSファクトリーさんのオイルを使用するとよりスムーズな巻き感になるのでお勧めです。
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