ベアリングを再び蘇らせるには?クリーニングケミカルの考察と洗浄方法
2018年01月27日
こんにちは!
釣具いちばん館です。
昨日メンテナンス用品のご紹介をしたところ、非常に関心があるようでした。
確かに、メンテナンス一つで、自分の道具が生まれ変わったりするので、誰もが非常に気になるところですよね!
そこで今回は、ケミカル用品に関して普段考えていることをまとめてみました。
どこかに資料があるわけではないので、あくまで各オイルメーカーさんのHPを見たり、普段メンテナンスをしていての感想や考察になります。
実際にメンテナンスをやるかは、ご自身の判断にてお願いいたします。
- まずはおさらい!ベアリングの基本構造
- 何故きれいにする必要があるの?クリーニングの目的
- どれが良い?最適のクリーニング方法
- リールの潤滑油は大きく分けて2種類!部位によって使い分けよう!
- まとめ
まずはおさらい!ベアリングの基本構造
ベアリングは、図のような内部構造となっており、軌道輪Aと軌道輪Bの間に玉と油を入れることで回転しやすくしています。
内部構造を守るため、カバー付きの物や玉をセラミックで使用することで、回転性能を上げたものがあります。
何故きれいにする必要があるの?クリーニングの目的
購入時には、保護のため過剰に油が入っている為、転がりに対して抵抗があります。
また逆に、時間が経つと油が劣化したり、異物が混入し転がりにくくなります。
その為、一度油を除き(脱脂)、新しい油を入れることによって再びスムーズな回転を取り戻すことが大事となります。
中の油を綺麗な油に交換するのが目的なのです。
どれが良い?最適のクリーニング方法
クリーニング方法としては、
- ①:ドブ漬け
- ②:ベアリングクリーニングツールで洗浄
- ③:パーツクリーナーの噴射で高速回転し洗浄
の3種類の方法がありますが、汚れを落としきるためには完全脱脂を行い、ドライベアリング状態にする必要があります。
ドライな状態は、回転はスムーズですが、ベアリングにダメージが出てしまいますので、オイルを差すことが必須です。
イメージでは洗浄力、ダメージ共に、①<②<③、と感じますが、ベアリング洗浄の頻度が少ないのであれば、どの方法でも問題ないと考えます。
今回シマノさんから出たクリーナーは、洗浄力が十分であれば、こまめにメンテナンスされる方には救世主になるかもしれませんね。
使用方法含め、一度確認していきましょう。
①:ドブ漬け
ビンにクリーナーを入れベアリングを漬け込む方法
②:ベアリングクリーニングツールで洗浄
ラジコンやミニ四駆では鉄板方法
③:パーツクリーナーの噴射で高速回転し洗浄
いちばん洗浄力あると思われる方法
リールの潤滑油は大きく分けて2種類!部位によって使い分けよう!
リールで使う潤滑油は、オイル(液体)とグリース(オイルに増ちょう剤を加えた半固体)の2種に分類されます。
使い分けですが、ベアリングにはオイルを、それ以外にはグリースを塗布します。
水が入る部分のベアリングには、グリスを塗布する場合がありますがそれはお好みで。
ベアリングには1滴、ギヤには米粒程度のグリスを塗ります。
多すぎると回転が悪くなったり巻きが重くなるので注意してください。
リールメーカー以外にも、ヘッジフォッグスタジオ、ZPI、IOS、YTフュージョン、M.T.C.Wなど、沢山のメーカーがオイルを出しています。
リールメーカー以外の商品は、低粘度、高浸透による高回転、スムーズな動きを売りにしています。
ただし、純正オイルより揮発性が高いものが多く、こまめなメンテナンスが必要になる場合があります。
各社お試しのメンテナンスイベントがありますので、是非参加して実感してみてください。
まとめ
今回はベアリング洗浄まで見据えたクリーニングケミカルについて記載しましたが、いかがでしたでしょうか。
釣りに行った後の簡単メンテナンスをきちんとしていれば、こまめに洗浄する必要もありません。
是非簡単メンテナンスを習得してくださいね。
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